1942年 | 徳島県に生まれる |
1971年 | 高野山大学大学院博士課程終了 |
1974年 | 大阪大学大学院中国哲学専攻研究生了 |
1978年 | 高野山大学チベット仏教文化調査団レー調査隊隊長として西ヒマラヤ(ラダック地域)の学術調査を行う。数々の曼荼羅を発見。 |
1982年 | 日本インド学仏教学会賞受賞 |
1984年 | 『空海・長安への道』訪中団団長として訪中。 中国福建省霞浦県(空海の漂着地)より西安青龍寺までの2400キロを踏破。 この道を精査し、「空海ロード」と名付け、巡礼の道として完成。以後、訪中すること100回余。 |
1989年 | 学修潅頂入壇、伝燈大阿闍梨職位を受く。 「空海研究会」を設立。名誉顧問(福建省) 静慈圓 書・画展―仏の心を求めて―(於徳島市郷土文化会館) |
1998年 | 静慈圓 書・画展 毎日新聞ビル・オーバルホール(大阪・梅田) |
2010年 | 静慈圓書画展 中国杭州『浙江西湖美術館』 |
2011年 | 静慈圓 書画展(中国・四川省峨眉山報国寺) |
2010年~2017年 | 高野山霊宝館館長 |
2018年 | 高野山第五百十九世寺務検校執行法印 |
現在 | 高野山大学名誉教授/高野山清凉院住職/文学博士 高野山書道協会理事/書道研究璞社常任理事/「空海研究会」名誉顧問(於中国) 少数民族・羌族名誉村民(四川省) 藤椒文化博物館文化経済顧問(四川省) 西北大学仏教研究所顧問(西安市) 西泠印社名誉社員(杭州市) 合気道五段 |
著書
『性霊集語録』(同朋社)/『性霊集一字検索』(東方出版) |
西暦804年、入唐を志す空海の乗った遣唐使船は、嵐にあい、中国福建省赤岸鎮に漂着した。空海一行は、そこから一路、首都・長安への2400キロの旅路を進んだ。
静慈圓は空海の足跡を研究、1984年、弘法大師御入定1150年 御遠忌記念事業(毎日新聞協賛) 高野山大学「空海長安への道」一行(静慈圓団長)として、空海の旅の追体験を完遂。1100余年ぶりに中国に密教を蘇らせた。
現在、赤岸鎮~長安までの道は「空海ロード」として、両国の仏教、経済の発展を促し、日中友好の懸け橋となっている。毎年、巡礼の旅が行われている。
2016年、13人の高野山真言宗僧侶が上海・法華学問寺(大熙住職)にて、千百有余年途絶えていた唐密の秘法・護摩行を厳修する。